直径2.4m×深さ7mのめっき槽および30tクレーンを擁し、小物から超重量大型部品、そして長尺部品まで対応可能です。
当社では、補修品に対する取扱いも施行しています。補修につきましては、1mm強の厚めっき実績があり、ユーザーの恒久的な部品補修の手段として採用頂いています。また、局部的に摩耗・腐食した部品に最適な表面処理/機械加工を行い、大切な製品を蘇らせます。
内燃機関のエンジン部品、油圧機器のピストンロッド・シリンダーチューブ、製鉄機械部品など、多方面の業種に利用され効果を上げています。
シリンダーライナーの磨耗対策・ピストンリング溝の磨耗対策として主に利用されており、摩耗したディーゼルエンジンのライナー、ピストンリングを「補修加工」を施すことで再利用が可能となり、コストダウンに繋がります。なお、シリンダーライナーはポーラスクロムをすることでLO油の保持性を高め、焼きつきの改善となります。
材質がFCなどの鋳鉄が使用されているプレス金型などは、ビッカース硬度HV 250と比較的柔らかく、プレス作業による局部摩耗・絞り傷・押し傷などの損傷を受け易いものです。高硬度の硬質クロムめっきを施工することで、滑り性の向上および離型性の付与により、生産性の向上に貢献します。
長期使用によるシャフトのベアリング部,およびシール部の摩耗・ロッド・シリンダーチューブなどの摩耗・カジリ・腐蝕・また製作時の誤作修復などに、幅広く応用できます。
電気ニッケルめっきは、耐食性に優れ、硬さ、柔軟性など物理的性質も良好であり、各種の素地に対して直接密着性の良いめっきができます。
耐食性・厚めっき目的の中硬度めっき(特許・不溶解Ni) 250~400 HV
耐食性・厚めっき目的の中硬度めっき(スルファメートSoft) 180~300 HV
高硬度を有する為の高硬度めっき (スルファメートHard)470 HV 以上
伸縮性のある1枚の層として機械加工のしやすさがあり、膜厚をミリ単位で厚くできます。
化学的に耐食性に優れるニッケルめっきを素地に30~40μm施工し、その上に硬質クロムめっき30μm施工することで耐食性が大幅に高まります。
無電解ニッケルめっきとは、電気化学反応で外部からの電流を用いる電気メッキとは異なり、化学的還元反応により、ニッケルを含む溶液から金属ニッケルを被めっき物の表面に析出させる方法です。このため、ムラのない均質な皮膜であると同時に不導体材質にもめっきが可能です。
熱処理前(500HV)→ 熱処理後(900HV)以上(温度条件による)
機械小物部品・船舶過給器・ポンプケーシングおよびシリンダーカバーなどの耐食向上
業種 | 部品 | 効果 |
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化学工業 | 反応槽・輸送管・ガスコック部品・バルブ・ポンプ・揺動弁・パイプ内面・熱交換器 | 腐食・磨耗防止 |
電気工業(電子)工業 | 接点・バネ・電子部品・シャフト部品・ローラー(印刷)ボルト | 腐食・磨耗防止・はんだのり付与・精密めっき |
繊維工業 | 導かん・糸巻・ノズル・動力針 | 腐食・磨耗防止・硬度付与 |
機械工業 | 各種弁・ディスクブレーキ・ピストン・軸・エンジン内部 | 腐食・磨耗防止・アルミ加工硬度付与 |
船舶、航空、ロッケット工業 | 水圧系機器・スクリュー・配管弁・シリンダー | 腐食・磨耗防止・アルミ加工硬度付与 |
樹脂工業 | 金型・射出成形用シリンダー | 腐食・磨耗防止 |
電鋳とは、電気鋳造を略したもので、ニッケル浴の電気分解により、母型(マンドレル)に所要の厚さに金属を析出させた後、この電着層を母型から剥離すると、母型と全く逆の形状の電鋳が得られます。当社の電鋳技術は一般プレスでは施工できない3次元形状品の製作及び部位によって膜厚を変化させることができ、機械的強度のより優れた金属製品および複製品が作成可能です。
ヘリコプターのプロペラが複合材でできているため、エロージョン防止目的としの保護カバー(プロテクター)として採用されています。
船舶・航空機用、特に海洋性の環境にさらされる部品
電触や腐蝕または水素脆性により機能を劣化させるおそれのある部品
船舶・航空機の緊急脱出用または救難用の機器のバネ等部品
比較的条件の悪い中で高度の信頼性を維持する必要の部品
一般のクロメート処理と比較して3~4倍以上の耐食性を実現
海洋開発関連機器の防触表面処理として注目されています。
航空機の着陸装置など高張力鋼の航空機部品に使用されています。
耐食性向上、塗装下地処理のために、航空機部品やコンプレッサー等の精密加工品に採用されています。
広く一般製品に採用されています。
耐摩耗性・耐食性を要求されるものに採用されています。
ボーイング社で開発された処理方法であり、接着性・粘着性の向上のために、その多くが航空機部品に採用されています。
ボーイング社で開発された処理方法であり、耐食性向上、塗装下地処理のために、その多くが航空機部品に採用されています。
有色・・・塗装の下地用及び耐食性を要求される場合
無色・・・アルミニウムの素地色で耐食を要求される場合
クラス1A・・・耐食性を有し、塗装の下地処理で塗装の密着性を向上
クラス3・・・・耐食性を有しながら、通電性を持つ皮膜
航空機関係部品、宇宙ステーション、ロケット大型部品等に適用されています。
・mm単位での皮膜も可能
・密着力が強いコーティングを形成
・耐摩耗を有する皮膜
・幅広い硬度選択が可能(ビッカース硬度1100~1400HV)
タングステンカーバイト系 | クロムカーバイト系 | |
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特性 | (1)ち密で硬く、靱性のあるコーティング (2)摺動摩耗・エロージョン・衝撃摩耗・研摩耗・フレッティング摩耗に適している |
(1)フレティング・摩滅摩耗に良く適しち密で接着性がよい (2)温度が815℃以下で、腐食・熱、および酸化に抵抗力がある |
製品用途 | ・航空機エンジン部品 ・石油採掘装(高摩耗部分) ・発電所の誘導通風装置 ・押し出しダイスの修理 ・ガス電動装置の修理 |
・石油化学(バルブシステム) ・硬質クロム代替え ・タービン構成部品 ・原子力部品(燃料棒マンドレル) ・熱間粉砕ロール |
耐食性に優れているが一般的に単体で使用されることは少なく、銅合金製部品の肉盛対策、鉄材への浸炭処理時の浸炭防止処理として使用されます。
ニッケルを5%~10%を含む合金めっきであり、通常の亜鉛めっきおり優れた耐食性を有します。また、ビッカース硬度150~170 HVを有し、亜鉛めっきよりも高い硬度が得られます
錫10%・鉛90%で構成される合金めっきであり、めっき皮膜は柔らかく比較的に均一に析出します。メタルなどへ初期なじみオーバーレイ加工として使用されます
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